[23S1] 瞑想と脳科学 ~ヨガによる瞑想への道~

[23S1] 瞑想と脳科学 ~ヨガによる瞑想への道~

[23S1] 瞑想と脳科学 ~ヨガによる瞑想への道~

  • LESSON ID23S1
  • レッスン日時09/23 11:00-11:30 
  • 運動量・習熟度 座学・初級以上
  • 担当講師 石井正則 
レッスン内容

 いま、米国では瞑想がブームになっています。企業から教育、そして医療分野まで瞑想を取り入れようとしています。そのブームの引き金を引いたのは、アップルの創業者であったスティーブ・ジョブズです。彼は若い頃から禅の瞑想に惹かれ、気分の落ち込みの時に用いたり、いくつも製品の発想の原点とも言われています。そしていま医療の分野でも瞑想が疼痛やうつ病や不安障害や睡眠障害への対策の一つとして取り入られています。
 日本のビジネス界でも瞑想を取り込もうとする動きが見られます。その理由の一つは、厚生労働省が本年度12月末までに50人以上の規模の企業に対して「従業員のストレス状況」を報告する義務があるからです。さらには従業員にうつ病の発症が一向に減らない現状もあります。瞑想はその対策の一つになります。
 ヨガを一般の人が抱くイメージは体を柔らかくしているポーズです。しかしながら、本来は、ヨガは体を動かすことが目的ではありませんでした。ヨガの本当の目的は「瞑想への道」なのです。
 ところが、なかなか一筋縄にはいかないのが現実です。踏み込みにくい領域でもあります。アーサナは形として見ることができますが、瞑想は形として見られません。どうしたら揺るぎない瞑想に入れるのでしょうか?どうしたら簡単に瞑想に達せられるのでしょうか?
 実は、この疑問に答えようと、自らを実験台として350回以上にわたり連日瞑想をしてきました。それも毎日「脳波と自律神経の解析装置」をつけての瞑想です。つまり毎日、医学的な解析をしながらの瞑想です。
 さらに都内大手のヨガスタジオのインストラクターの方々の協力を得て、瞑想の経験者のグループと、ヨガとは全く無縁の未経験者のグループとを、同じように医学的な解析をして比較検討しました。
 その結果、たくさんの興味深いことが分かってきました。瞑想には脳を安定化することや、自律神経にも大きな影響を与えていました。さらにそれに至る「How to」もありました。
 そこで、今回は、最新の脳科学も交えてこれらの内容についてお話をしたいと思います。


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