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「テンセグリティー・ヨガ」とは、テンセグリティ理論をヒントに、ヨガ講師ACOが創始したスタイルのヨガです。
そもそも「テンセグリティ」とは、引っ張る力と戻ろうとする力ーー相反する2つの力によって、ちょうど良い均衡を保って自己安定化するシステムです。
そこには、陰と陽の間を行きつ戻りつしながら今現在の中庸を探していくヨガとの共通点を見出すことができます。

テンセグリティー・ヨガでは、たとえば、外で何か変化が起こっているのに、我関せずと微動だにせずポーズをキープしようとすることはしません。
むしろ、外の気配を敏感に感じ取り、自分の内と外との関係性の中で、繊細に微調整していく力、修整しながら持続可能にしていく力を大事にしています。

内側に生じる心身の迷いやブレと、それを取り巻く外的な条件とは、切っても切り離せない関係にあり、各々が影響し合うことにより全体が変容していきます。

off the mat のリアルな日常も同じです。
必ずしも思い通りにならない他者や組織と押したり引いたり、主張したり見守ったり、共に成長していく成熟した力です。
それを一番慣れ親しんでいるはずの己の体の感覚で練習して、育んでいくのが、テンセグリティー・ヨガです。

自分と他者、自分と社会、自分と空間、自分と自然。
元の形を変えることがあっても諦めることなく、自分の人生をポジティブに生きていくーーテンセグリティー・ヨガにはそんな願いがこめられています。

*テンセグリティー・ヨガは ACO の登録商標です。